鎌倉の世界遺産登録に向けた取組は、平成4年(1992年)に「古都鎌倉の寺院・神社ほか」として、ユネスコ世界遺産暫定リストに掲載されたことに始まります。

「鎌倉」の世界遺産登録にあたっては、鎌倉市だけでなく構成資産になり得る史跡が所在する、横浜市や逗子市との協働が必要であることから、平成19年(2007年)7月に取りまとめ役を担う神奈川県を含めた4県市により「神奈川県・横浜市・鎌倉市・逗子市世界遺産登録推進委員会」(以下、4県市推進委員会)を設置し、4県市で準備を進めています。

このホームページでは、4県市推進委員会が進めている「鎌倉」の世界遺産登録の取組を紹介しています。

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4県市推進委員会では、「武家の古都・鎌倉」のコンセプトにより世界遺産登録を推進していましたが、2013年(平成25年)4月にユネスコの諮問機関であるイコモスから「不記載」勧告を受けたことにより、推薦を取り下げました。

平成26年(2014年)度からは、「鎌倉」の価値を再度掘り下げ、確認するため、国内外の類似資産との比較研究を中心とした基礎的な調査研究を実施してきましたが、現状においては、イコモスが認める顕著な普遍的価値の証明が可能な新たなコンセプトの構築にはさらに時間を要することから、直ちに世界遺産登録の再推薦に向けた推薦書案を作成できる状況にはないと令和元年(2019年)11月に判断しました。

そこで、4県市では、鎌倉市が世界遺産登録を中長期的な目標とすることを踏まえ、令和2年(2020年)度から当面の間、これまで共同で行ってきた推薦書案の作成にかかる活動については休止することとしました。

今後は、各県市がそれぞれ、新たなコンセプトの構築に向けて研究調査を行い、引き続き情報共有を図ってまいります。

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下記ホームページでは、2013年(平成25年)に取り下げた、「武家の古都・鎌倉」の推薦書の概要を紹介しています。
http://www.bukenokoto-kamakura.com/